モルモットの基礎知識
寿命や大きさなど
オスとメスどちらがいいの?
性別の見方など
どの種類がいいの?
各種類の説明
赤ちゃんを産ませたい!
繁殖について
子供でも飼えますか?
注意点など
飼育するうえでの注意点は?
食べ物について
どのようなケージがいいですか?
短所や長所の説明
馴れますか?
馴らし方や躾(しつけ)について


モルモット基礎知識
南アメリカ全域の草原に巣穴を掘って棲んでいて、食肉用に家畜化されたものがペットの始まり。
【寿命】5年前後 5年以上生きれば、かなり長生き
【体温】39度前後 人より体温が高いので、抱っこしていると暖かく感じます。
【飼育環境温度】24度前後 当然個体差があり寒がりな子もいれば暑がりな子もいます。
【飼育環境湿度】50%前後 湿度が高すぎると、皮膚病や外部寄生虫も活発になります。
【体長】20cm〜35cm 一般的に♀の方が♂より一回り小さめ。
【体重】♂900g〜1200g ♀800g〜1000g
※下記画像は一般的な大きさの大人モルを500mlペットボトルと比較してみました。大きさの目安にして下さい。
オス メス

500mlペットボトルと比べると、あきらかに大きい

500mlペットボトルよりひとまわり大きい
人間でも大きい人もいれば小さい人もいます。当然モルモットも個体差があり、小さく生まれても大きく育つ事もありますし、大きく生まれても標準サイズまたは標準サイズ以下に納まることもあります。

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どの種類がいいの?
長毛種、短毛種、どのような種類がいるのでしょうか。
下の表を見て、ご参考にして下さい。
●短毛種

イングリッシュ
イングリッシュ
直毛で短毛のモルモット。
最もポピュラーなモルモットです。
そのズングリとした体型は可愛く、ファンも多い種類です。
特にお子様には一番人気!

クレステッド
クレステッド
頭部にひとつのロゼット(つむじ)を持っています。
そのユニークな頭のせいで「梵天(ぼんてん)」とも呼ばれています。
毛は直毛・短毛。イングリッシュのつむじ有りと思って下さい。

ティディ
ティディ
縮れ短毛モルモット。
容姿がぬいぐるみのようでありながら、お手入れが簡単なので、人気を呼んでいます。
イングリッシュの縮れ毛タイプになります。
●長毛種

アビシニアン
アビシニアン
ロゼット(つむじ)が幾つもあるモルモット。
毛足の長さはイングリッシュより長く、5cm程度伸びます。
短毛種とも長毛種ともくくれません。中毛種?
他の長毛種に比べ、お手入れは簡単です。ブラッシングをしないからと言って、毛玉は出来ません。

テッセル
テッセル
巻き毛長毛モルモット。コートは柔らかくフワフワしています。
蒸れや湿気にとても弱いので、通気性や露・夏場の管理は重要。
ブラッシングなどのお手入れをしないと、毛玉があっちこっちにできます。

ペルビアン
ペルビアン
頭部の毛や背中の毛が長く伸び、脇の毛はそれより短くなります。
毛は柔らかく、しなやか。
ブラッシングなどのお手入れをしないと、おしりに毛玉ができます。
お手入れが大変な時、おしりの毛は短くカットするといいでしょう。

シェルティ
シェルティ
頭部の毛は伸びず脇の毛が長く伸びます。毛質は柔らかく直毛で密に生えています。
ブラッシングなどのお手入れをしないと、おしりに毛玉ができます。
お手入れが大変な時、おしりの毛は短くカットするといいでしょう。
●無毛種

スキニー
スキニー
体は無毛、顔の一部や手足の一部に短い縮れた毛が生えています。
「手乗りブタ」との愛称もある、ユニークなモルモット。
寒さには弱いので、冬場には保温が必要となります。
毛が飛ぶ心配がないので、アレルギーの心配は少ないです。


上記の表のように、短毛種・長毛種・無毛種とわかれます。
当然のごとく、長毛種にはブラッシングなどのお手入れが必要となってきます。
まずは、そういったお手入れが「出来る」、「出来ない」で考えてみてはいかがでしょうか。

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オスとメス どちらがいいの?
オスでもメスでも単独飼育する場合にはたいした違いはありません。
ただし、同じケージ内にて複数飼育する場合、異性同士なら問題ありませんが、オス同士の場合、注意が必要です。
モルモットの社会は、強いオスが複数のメスを従えるハーレム社会です。メス同士でしたらよほどの事がない限り同居飼育は可能ですが、オス同士の場合、気の弱いオスや幼いオスでしたら同居も出来るのですが、強者同士になってしまうと激しい争いが生じます。
メスが近くにいたり、過去にメスと同居した経験があり、すっかりオスとしての自信がついたモルモット同士の同居は不可能です。
普段は大人しいモルモットですが、同種の争い事には容赦はしません。だからと言って人間にもきついのかと言うと、そんな事はありませんので、その点はご安心下さい。人間に攻撃をしかけてくる事はありません。
また、馴れ方にオスとメスの違いもありません。どちらかがより慣れやすい事もありませんので、お好きな子をお選び下さい。
オス
チンチラのようなマスターベーションはしません
メス
犬のように出血する生理はありません

生後1ヶ月を過ぎると、この状態でも雌雄判別可能。

雌はYの字なので分かりやすい。

分かりにくい時には押してみる。
雄の場合、押すと性器が出る。

雌は押しても出ない。
縦筋が見える。
生まれて間もない子の中には、雌雄判別の難しい子もいる。強く押すと性器が裂けてしまう事もあるので無理は禁物
大きな違い
オス同士の争いはかなりしつこく激しいので、相性には注意が必要。
生後2ヶ月には性成熟する。
大きな違い
子供を生ます場合、(※1)生後6ヶ月〜8ヶ月までに初産をクリアしなければ難産になる傾向がある。しかし、運動を十分にしていれば大丈夫。
(※1)よく生後8ヶ月までと言われますが、これは実験動物としてのモルモットのデーターで、狭いケージの中で運動が充分でないため、骨盤の開きが悪くなり難産となります。ペット飼育下でも、運動不足だと難産になります。

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赤ちゃんを産ませたい!
モルモットの♀は生後30日〜45日で性成熟を迎え、発情は1年中16日周期でやってきます。
発情を迎えると陰部がふくらみ背中を触ると背中を反らし受け入れ態勢をとります。発情期以外に♂が上に乗ろうとすると蹴っ飛ばして拒否します。
一方♂は生後70日前後で性成熟を迎え、♀の発情に促されます。
妊娠後期の♀

お腹がかなり大きくなる

この子は3匹出産
モルモットは後ろ足内側付け根部分に一対の乳房があり、平均出産数は2〜4匹です。
妊娠期間は2ヶ月半前後、子供の数により変動します。
生まれた子供の体重は100g前後、同腹数により変動します。数が多ければ1匹の体重は軽く妊娠期間も短くなり、逆に数が少ないと1匹の体重は重くなり妊娠期間が長めになります。
全て飼育できない場合には、里親を探す必要があるので予め探しておきましょう。
●妊娠後期の注意点●
お掃除は控えめに、モルモットの移動はお腹に負担をかけないように。
ケージのお掃除をするためにモルモットを抱っこして移動させると、翌日出産してしまったという話はよくあります。適性な時期でしたら問題ありませんが、早産だった場合、乳を吸う力もないので子供が育ちません。お掃除の時にはチリトリの上においやり、お腹に負担のかけないような移動を心がけましょう。
出産シーン

子供は生まれた時から毛も生え歯も生えている

胎盤は母親が食べる
●大きな間違い●
大人のミニュチュアサイズで生まれて誕生翌日には親と同じもの食べ始めるので、早く引き離しても大丈夫と思われがちだが、それは大きな間違い。生後3週までは授乳が必要。早くから引き離すと成長に影響を及ぼす。
●出産後の注意点●
母親は乳として子供に栄養をどんどん送っています。普段よりエサは多く食べますし、水も多く飲みます。ビタミンCも通常より多く与えることが必要です。子供の数が多ければ、それだけ母親の負担も大きく脱毛したり痩せてきたりします。栄養をたっぷりとれるようにしてあげて下さい。
※輸入モルは生後2週くらいで入ってきます。まだまだ母親が恋しい時期。ピモでは必ず出産している子達がいるので養母になってもらっています。同じケージに入れると足を投げ出し養母のおっぱいに吸い付きます。初めはとまどいを見せる養母も乳を吸われると母性が働くのでしょう、自分の子と同じようにかいがいしくお世話をするようになります。

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子供でも飼えますか?
モルモットは噛んだりしません。嫌がった時にはキックしますが、しょせんモルモットのキックでは血が出るような事はありません。(きちんと爪は切らなければダメですよ)
なので子供にも安心してふれあいを楽しませる事ができます。
子供は喜んでお世話をします。特にエサやりやオヤツあげなど、本当にかいがいしくお世話します。
ただし、毎日の最後のチェックは大人がきちんとして下さい。
@お水は入っているか
Aエサは入っているか
この2点さえ大人が毎日チェックすれば大丈夫です。
特に忘れがちなのは、お水です。モルモットはたくさん水分をとります。大人モルモットでしたら1日忘れただけでは死んだりしませんが、喉の渇きを我慢させるのはとても可哀相です。
お子様の年齢などにより、モルモットのサイズを選んで頂く事をオススメ致します。
小学校低学年まででしたら、大人サイズのモルモットが良いでしょう。
多少乱暴に扱ったり、しつこい可愛がり方をされても、大きい子でしたらそれが原因で死んでしまう事もありません。もちろん小さい子でも大丈夫ですが、その場合には大人がサポートしてあげなくては弱ってしまいます。
また、ストレス軽減の為に、ビタミンCを多く与える事が大切です。
お手入れの大変な長毛種より短毛種がおすすめです。

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飼育するうえでの注意点は?
モルモットは体内でビタミンCを作る事ができません。したがってエサはビタミンCを多く添加したモルモット専用フードを与える事をおすすめ致します。しかし、開封した時からビタミンCは徐々に破壊されていきますので、野菜や野草も与えるようにした方が良いです。
モルモットにとってビタミンCはとても大切で、欠乏すると目に見えて弱っていきます。
ビタミンCは多く摂取したからと言って、体に害のあるものではありませんし、病気の予防にも繋がりますので、日頃から積極的に与えた方が良いですね。
主 食
  • ペレット(モルモット専用フード、アルファルファ主原料・チモシー主原料のものがある)
  • 牧草(アルファルファ・チモシー)
  • 水(時々ビタミンCを添加すると良い。人間用顆粒のもので大丈夫)
牧草には大きく2種類あります。
●アルファルファ⇒マメ科・高タンパクなので幼いモルや成長期には良い
●チモシー⇒イネ科・低タンパク、低カルシウムなので、成長期を過ぎたモルに良い
フードの主原料もアルファルファかチモシーかをしっかり見る事が大切です。

成長期を過ぎたモルモットに「アルファルファ」または「アルファルファ主原料フード」を与え続けるとどうなるか。
肥満および腸内醗酵の原因となります。お腹にガスがたまると、ひどい時には死に繋がります。成長期を過ぎたモルモットや老齢モルモットには低タンパクを心がけましょう。
与えてはいけない食べ物 与えて良い食べ物
  • ねぎ
  • ニンニク
  • ニラ
  • しょうが
  • じゃがいもの芽
  • タマネギ
  • 観葉植物
  • コマツナ
  • サツマイモ
  • パセリ
  • セロリ
  • キャベッツ
  • 野草(タンポポ・ハコベ・オオバコ・ネコジャラシ・ナズナ・シロツメグサなど)
注意が必要な食べ物 オヤツなど
  • レタス
  • ハクサイ
  • ニンジン
  • キュウリ
レタスやハクサイは嗜好性が高いのですが、水分ばかりでほとんど栄養がありません。
食べるからといって、与えすぎるとそれだけでお腹が一杯になり、肝心のペレットなどを食べなくなりますので注意が必要です。
また、ニンジンやキュウリなどには、ビタミンCを破壊する酵素が含まれています。しかし、他の野菜にはない栄養も含んでいますので、バランス良く少量与える分には問題はありません。
  • リンゴ
  • バナナ
  • ウサギ用スナック
オヤツには糖分が多く含まれております。
コミュニケーションにはかかせませんが、与えすぎには注意しましょう。
特にリンゴや梨などは嗜好性が高く、入れっぱなしにせず、必ず手から与え、信頼関係を築くのに役立たせます。
バナナなどは糖分も栄養価も高く、幼いモルや病気のモルに与えた方が良い果物ですが、食べる子と食べない子がいます。

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どのようなケージがいいですか?
モルモットはオス・メス関係なしにオシッコを飛ばします。
したがって選ぶ際の基準は、オシッコをガードできるかどうかになります。
飛ばすと言っても、そんなにおおげさなものではないので、だいたいモルモットの高さ程あれば防げます。
【衣装ケース】
観察がしやすい。
掃除が簡単で安価で揃える事ができる。
給水器用の穴は、ドライバーをガスレンジで熱し、溶かし開けると簡単。
衣装ケースを選ぶ時、キャスターの突起が出ていない、底面のフラット
なものを選ぶと良い。
注意点:他に生き物や小さなお子様がいるお家には不向き。
蒸れには気をつけなくてはいけない。
【ケージ】
通気性が良く蒸れにくい。
他の生き物や小さなお子様がいるお宅では安心して飼育できる。
ガードの高いものを選ぶと良い。
注意点:ガードが高いと給水器を側面につけられない事もある。スノコはモルモットが小さいうちは、足を挟んだりするので取った方がよい。



馴れますか?
モルモットは基本的に臆病なので時間をかけて馴らすようにします。
とても食いしん坊なので、大好きな野菜や果物で馴らすのが早いでしょう。
人は怖くないという事を教えてあげて下さい。
いったん馴れると顔を見ただけでカゴに近づいて元気よく声をかけてくれるようになります。
お客様のところでは、自由散歩の時におトイレを覚えたり、呼べば来るなど、上手に馴らしている方々がいらっしゃいます。どこまで馴れるか、それは日々の接し方により変わってきます。
楽しんでお世話をして戴けば、きっとそれにモルモット達もこたえてくれるでしょう。

山田シンクちゃん  イングリッシュ
毎日ふれあって信頼関係を築きます。
大好物の野菜は必ず手から与えるように。
ひざの上に乗せ、やさしくなでてあげます。
腰から下は嫌がるモルが多いので、アゴの脇や耳の付け根などなでてあげると喜びます。


佐々木ピーチちゃん ティディ
※モルモットは小動物です。基本的に犬や猫などのような馴れ方はしないと思って下さい。


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